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イワシ

「いわし」というと多くの人は、マイワシ(ニシン科)を思い浮かべると
思います。しかし、よく考えると、カタクチイワシ(カタクチイワシ科)や
ウルメイワシ(ニシン科)、最近ふつうに加工品で見かける大西洋のサーディン
(ニシン科)も「いわし」と呼んでいることに気がつくかもしれません。

この「いわし」たちは、江戸時代には肥料としても大量に利用されていた
ことはよく知られています。おせち料理の「田作り(たづくり)」(ふつう
カタクチイワシ)の由来です。現在では、EPAやDHAなど私たちの健康に
重要な不飽和脂肪酸を多量に含む、背の青い魚の代表として注目されています。

マイワシ:
日本近海を中心に、日本海、黄海、東シナ海、オホーツク海、北西太平洋に
広く分布します。大きな群れを作って、季節的に回遊します。
春から夏には餌を求めて北上し、秋から冬には水温の低下とともに南下し、
越冬します。1年で約15cm、2年で約18cm、3年で約20cm、寿命は7年以上と
考えられています。
ふつう、まき網で漁獲されますが、定置網や船びき網でもとられています。
主な産地は、茨城県、千葉県、静岡県、青森県、三重県、福島県です。

旬:秋
新鮮なものは刺身やたたき、酢の物、てんぷらにして美味。
このほか、塩焼き、煮つけ、蒲焼き、つみれなど。
加工品としては、干物(丸干し、煮干し、みりん干しなど)、
缶詰などがあります。稚魚は、「たたみいわし」やしらす干しなどに
されます。関東では「しらす干し」、関西では「ちりめん(じゃこ)」と
呼ばれ、一般的に「しらす干し」のほうが水分が多い(生乾き)といわれ
ますが、最近ではあまりはっきり区別されていないようです。

カタクチイワシ:
日本各地の沿岸、朝鮮半島、中国、台湾、フィリピンに分布します。
沿岸から沖合の表層付近で大きな群れを作って生活しています。
体長は15cmぐらいまでです。

稚魚を含め、マイワシと同じように加工されます。「いりこ」や
「田作り」の原料として有名。「いりこ」は若魚の煮干しのことで、
みそ汁などに美味しいだしを出します。「田作り」は、鮮度のよい
小型魚を生から干しあげた素干し品で、「ごまめ」ともいいます。
古くから正月料理に使われます。カツオの一本釣の活き餌としても
重要です。