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ニシン

千葉県犬吠埼(いぬぼうさき)以北、渤海、日本海、オホーツク海、ベーリング海、
アラスカ湾からカリフォルニア半島に分布します。さらに北極海、白海、バレンツ海
南西部にも分布します。ニシンは、産卵場や産卵期、成長、回遊範囲の異なる多くの
集団(系群といいます)に分けられます。

成魚は、アミ類、オキアミ類などの甲殻類のほかに魚類などを食べて成長します。
たとえば、最も重要な系群と考えられている北海道・サハリン系群では、
尾叉長(びさちょう)(体の前端から尾びれの切り込みのところまでの長さ)15cm、5歳で
30cm、10~12歳で35cmぐらいになります。大部分は4歳で成熟します。

産卵後は春で、群れをなして沿岸域を回遊します。雌は浅海域の海藻に卵を産みつけ、
そして雄がその付近の海中に放精して受精させます。

定置網、刺網、沖合底びき網などで漁獲されます。ニシン漁の最盛期は19世紀後半で、
北海道で100万トン近く漁獲されたこともありました。1980年代後半以降、未成魚を
中心に沖合底びき網により漁獲されますが、その量は往時にとうてい及びません。
現在、種苗生産・放流、産卵藻場の造成、資源管理など様々な資源回復のための努力が
なされています。

旬:春

鮮魚は、塩焼き、煮物、昆布巻き、ぬた、マリネなどに。加工品としては、身欠きニシンと
「かずのこ」が代表的なものです。身欠きニシンは、2つ割りになった素干し品で、甘露煮、
にしん漬け、くんせいなどの原料になります。「かずのこ」はニシンの卵巣卵のことで、
塩かずのこ、干しかずのこ、味つけかずのこに加工されます。

このほか、切り込み、いずし、ぬかにしんなどにもされます。原料は輸入のニシンが
中心で、北アメリカ西岸で漁獲された抱卵魚やアリューシャン列島周辺でとれたものが、
アメリカなどから輸入されています。

身欠きニシン