春の味覚のひとつに『のれそれ』というものがある。
マアナゴの子供を指す。平たく細長く透明である。
マアナゴ以外の魚にも、この状態のものがいて、この状態を【レプトケファルス】と呼ぶ。
ウナギも子供のころは、レプトケファルスである。
大きさは魚の種類によって違うが、4cm前後から2m近くまで様々な大きさがいる。
また、成長するとウナギは約18倍、アナゴは約30倍と非常に大きくなる。
このことから2m近いレプトケファルスは、大きくなると10mを超す伝説の大海蛇
「シーサーペント」ではないかと期待されたが、どうやら違うようである。
それにしても、そのでかい(2m)のは、美味いのだろうか?
私では食べるのに少し勇気がいります。
ということで、今年もいつものレプトケファルス(のれそれ)を生姜醤油、
三杯酢で頂くとします。
・レプトケファルスと成長したマアナゴ
・こちらが「シー サーペント」
・のれそれ
【いわき魚類株式会社 鈴木健寿】