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スズキ


スズキは奈良時代の『古事記』にも登場するほど日本人になじみの深い魚です。

スズキは北海道南部以南の日本各地沿岸、朝鮮半島南部に分布します。
成魚は岩礁域から内湾に生息し、若魚は汽水域から淡水域に侵入します。

スズキの口は大きく、下顎は上顎より前に出ています。若魚(全長25cmぐらいまで)は
体側に黒色斑(大きくても、うろこくらいの大きさ)がある場合もありますが、
成長すると消えます。

1歳でおよそ20cm、2歳で30cm、3歳で40cmに成長し、全長1mぐらいになります。

産卵期は、松島湾や仙台湾では12~1月、東京湾では10~2月、伊勢湾では1~3月、
瀬戸内海では10~1月、若狭湾では12~1月、土佐湾、九州では11~3月と、
地域により異なります。

餌生物は成長とともに変化します。成魚は魚類を中心に、エビ類、ヤドカリ類、
イカ類などを食べます。

定置網、刺網、底びき網、はえ縄、一本釣などにより漁獲されます。明け方と
夕暮れ時に活発に餌をとるので、この時間帯に漁獲が多くなりますが、
1994~2003年は年間7000~1万トン、2003年は1万トン。

主な産地は、千葉県、兵庫県、神奈川県、愛知県、大阪府、愛媛県、福岡県です。
養殖も行われています。

スズキはブリ、ボラとともに出世魚といわれます。江戸時代の『本草網目啓蒙』
(小野蘭山)には、筑前、伊勢、美濃をはじめ、各地の出世名が紹介されています。
たとえば、江戸では、1年魚を「せいご」、2年魚を「ふっこ」、3年魚が「すずき」です。
美濃では、1年魚を「しいのは」、2年魚を「せいご」、3年魚を「まだか」、
4年魚を「すずき」、一尺内外を「はくら」といいます。

旬:夏
上質の白身で、刺身、焼き物(塩焼きなど)、蒸し物、椀種などで賞味します。
あらは潮汁に。夏場の「ふっこ」やスズキは洗いにすると美味。