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キンキ

12月上旬

■特徴
キンキはカサゴ目フサカサゴ科の魚で主に北部北太平洋に分布しています。「めぬけ類」と似ていますが、胸鰭の下部に切れ込みがあることで区別できます。また、キンキの頭部には、いくつかの強くて鋭い棘があります。フサカサゴ科メバル属の中で、赤い、大型の種類を「めぬけ類」ということがあります。オオサガ、サンコウメヌケ、バラメヌケなどです。「めぬけ」は「目抜」のことで、深い場所から釣り上げられたとき、水圧の急激な変化で眼が飛び出すことから。正式和名は「キチジ」ですが、市場では「きんき」と呼ばれています。全長は35cmになります。体は紅色で、背びれの棘条部には大きな黒い斑紋があります。駿河湾から千島列島の太平洋側、オホーツク海南西部のほか、西カムチャツカ水域やベーリング海に分布します。水深150から1200mの大陸棚斜面に生息します。小型魚は浅いところに、大型魚は深いところに多く生息します。産卵期は北海道周辺では2から5月。満1歳で8から9cm、3歳で15cm、4歳で18cmぐらいになり、その後は1年で1から2cmずつ成長します。以前は何千トンあった漁獲高も近年は数百トンの漁獲高になっていて貴重な魚となており、市場では高級魚として扱われています。低びき網、(えび)けた網、はえ縄、刺網などで漁獲されます。主な産地は、北海道、宮城県、岩手県、青森県です。

北日本で最もおいしい魚の一つです。肉は白く、少しやわらかいですが、脂がのって大変美味。ふつう、煮つけ、から揚げ、塩焼き、鍋料理などで賞味します。新鮮なものは、刺身や寿司種にもします。干物、かす漬け、かまぼこ(小型魚)などにも加工します。

現在、市場では高級魚の一つとなっていますが、大正から昭和にかけてはほとんどが魚かすとなり、肥料にされていたといいます。

キンキは不飽和脂肪酸のEPAやDHAが豊富に含まれています。EPAはコレステロール値の低下、血液の流れを良くする動脈硬化などがあり、DHAは肥満の抑制、記憶力の低下防止、がん抑制などたくさんの効果があります。